会議が終わるたびに30分かけて議事録を清書する——その作業、2026年の今はAIに任せるのが標準になりつつあります。実際、録音から議事録完成までを5分以内に短縮している人は珍しくありません。
この記事では、AI議事録の作り方を「①ChatGPT/Claudeを使う無料寄りの方法」「②専用SaaSツールを使う本格的な方法」「③録音ガジェットで完結させる方法」の3パターンに分けて、コスト・精度・手間を比較しながら解説します。
・AI議事録3つの方式のメリット・デメリット比較
・コピペで使える議事録生成プロンプト
・専用ツール(Notta等)を選ぶときのチェックポイント
・社内導入でつまずかないための注意点
AI議事録の3つの方式を比較
まず全体像です。自分の会議スタイルに合う方式を選びましょう。
| 方式 | 初期コスト | 手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ① ChatGPT/Claude活用 | 0円〜 | 文字起こしを自分で用意 | まず無料で試したい人、会議が少ない人 |
| ② 専用SaaSツール | 月額1,000〜3,000円程度 | ほぼ自動 | 週2回以上オンライン会議がある人 |
| ③ 録音ガジェット | 2〜3万円程度(買い切り) | ほぼ自動 | 対面会議・外出先の商談が多い人 |
方式①:ChatGPT/Claudeで議事録を作る(無料〜)
手順(3ステップ)
- 文字起こしを用意する:Zoom/Google Meet/Teamsの標準文字起こし機能をオンにする(もしくはスマホの録音アプリの文字起こしを使用)
- AIに文字起こしを貼り付ける:長い場合は分割して貼る
- 議事録プロンプトで清書させる:以下のテンプレをコピペ
コピペOK!議事録生成プロンプト
以下の会議の文字起こしから議事録を作成してください。
【出力形式】
1. 会議概要(日時・参加者・目的を推定含めて記載)
2. 決定事項(箇条書き・根拠となる発言も一言添える)
3. ToDo(担当者・期限をセットで表形式に)
4. 保留・持ち越し事項
5. 次回に向けたメモ
【ルール】
・発言の意図を変えない。不明瞭な箇所は「(要確認)」と付ける
・雑談は省略する
・ToDoの担当者が不明な場合は「未定」と書く
— 以下、文字起こし —
毎回同じプロンプトを使うなら、ChatGPTのカスタム指示やClaudeのプロジェクト機能に登録しておくと、貼り付けるだけで議事録が出てくる状態になります。
この方式の弱点
方式②:専用SaaSツールで全自動化する
会議が多い人は、録音→文字起こし→要約→共有まで全自動の専用ツールが圧倒的にラクです。代表的なツールの比較がこちら。
| ツール | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|
| Notta | 日本語精度に定評。話者分離・要約・翻訳対応。Zoom/Meet/Teams連携 | 日本語会議が中心のビジネスパーソン全般 |
| tl;dv | オンライン会議の録画+タイムスタンプ共有が強い。無料枠が広め | 海外メンバーとの会議や動画共有が多いチーム |
| スマート書記 | 法人導入実績が豊富。セキュリティ・管理機能が手厚い | 会社として部署単位で導入したい場合 |
| Zoom/Teams標準AI | 追加ツール不要で要約が出る | まず今の契約内で試したい場合 |
専用ツールを選ぶ5つのチェックポイント
- 日本語の文字起こし精度(無料トライアルで自社の会議音声を必ずテスト)
- 話者分離の精度(議事録の「誰が言ったか」が正確になるか)
- 普段の会議ツールとの連携(Zoom/Google Meet/Teamsに自動参加できるか)
- 共有のしやすさ(URL共有、Slack/Notion連携の有無)
- セキュリティ(データの保存先、管理者機能、社内規程との整合)
方式③:録音ガジェットで対面会議もカバーする
オンライン会議はSaaSで足りますが、対面の打ち合わせや外出先の商談はカバーできません。そこで人気なのがAIボイスレコーダーです。
- PLAUD NOTEシリーズ:カード型でスマホに貼り付けられる薄型レコーダー。録音→文字起こし→要約までアプリで完結し、通話の録音にも対応
- AIボイスレコーダー各種:首掛け・クリップ型など形状が豊富。営業職や取材が多い人に人気
買い切り2〜3万円程度で、月額課金を抑えつつ対面会議を自動化できるのが魅力です。「オンラインはSaaS、対面はガジェット」の二刀流が2026年時点の最適解と言えます。
会議や商談を録音する際は、必ず事前に参加者の同意を取りましょう。無断録音は信頼関係を損ないます。社外との会議では特に注意してください。
結局どれを選ぶべき?タイプ別の結論
- 会議が週1回以下 → 方式①(ChatGPT/Claude+標準文字起こし)で十分
- オンライン会議が週2回以上 → 方式②の専用SaaS(まずNottaかtl;dvの無料枠から)
- 対面商談・外出が多い → 方式③のAIボイスレコーダーを追加
- 会社として導入したい → 法人向けプランのあるツールで情シスと相談
よくある質問(FAQ)
Q. 無料だけで運用し続けることはできますか?
A. 可能です。会議ツールの標準文字起こし+ChatGPT/Claudeの組み合わせなら0円で運用できます。ただし毎回のコピペの手間が積み重なるため、会議が多い人は月額1,000円台のツールのほうがトータルでは安くつくことが多いです。
Q. 議事録をそのまま共有しても大丈夫?
A. AIの要約は稀に発言のニュアンスを取り違えます。決定事項とToDoだけは必ず人間が確認してから共有しましょう。確認込みでも従来の10分の1程度の時間で済みます。
Q. 話者の名前まで正確に記録したい
A. 話者分離機能のある専用ツール(Notta等)が有利です。会議の冒頭に各自が一言名乗ると、話者の識別精度が上がります。
まとめ:議事録は「書く仕事」から「確認する仕事」へ
- AI議事録は①AIチャット活用/②専用SaaS/③録音ガジェットの3方式
- まずは無料の方式①で効果を体感するのが失敗しない第一歩
- 会議が多いなら専用ツールの月額課金は時給換算で即回収できる
- 録音は必ず参加者の同意を得てから
議事録作成が「会議後30分の作業」から「AIの下書きを5分確認する作業」に変わると、1週間の可処分時間は目に見えて増えます。まずは次の会議で、本記事のプロンプトを試してみてください。


コメント